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南関東競馬虎の巻
やはり浦和では小久保智調教師に注目すべき?
皆さんごきげんよう。『南関大学』講師の井上オークスよ。
さて、今回のテーマは1月16日にニューイヤーカップ(SIII)が開催される浦和競馬場の調教師別成績。まずは参考資料として、地方競馬全国協会公式WEBサイトで発表されている南関東4競馬場の調教師別勝利数ランキングを確認してみましょう。
※以下、成績はすべて2012年12月21日終了時点。
トップは浦和所属の小久保智調教師。2位の矢野義幸調教師(船橋)とは49勝差だから、もう断然のリーディングトレーナーね。12月10日には今年113勝目をマークして、2009年に川島正行調教師(船橋)が記録した南関東の年間最多勝記録を更新しているわ。10月10日には管理馬のトーセンアレスが埼玉新聞栄冠賞(SIII)を制覇。今後も南関東を代表する厩舎として活躍馬を輩出していくんじゃないかしら。
もっとも、これだけ顕著な好成績をマークしていると相応の注目を浴びてしまうから、「小久保智調教師の管理馬に注目してみよう!」という結論だけではなかなか予想の役に立たないわよね。できれば「地元(=浦和)と他競馬場での成績を比較するとどうなんだろう」「得意なレース条件は何かあるのかな」といったもう少し詳しい特徴を知りたいところ。そこで、『nankankeiba.com』の出馬表や「データBOX」などからアクセスできる「調教師詳細データ」を見てみましょう。
まずは生涯成績や前年成績との比較。特に前年の数字と比較してみると、1着数だけでなく出走数や勝率が大きく伸びているとわかるわね。今後さらに成績を伸ばせるかどうかはわからないけれど、いま現在が上昇トレンドであることは確かでしょう。
レースの距離別成績や競馬場別の成績も「調教師詳細データ」を見れば一目瞭然。小久保智調教師の距離別成績を見ると、勝率や連対率がもっとも高いのは「(1201m以上)1600m以下」のレースだったわ。一方、それほど出走数が多くないとはいえ、「1200m以下」の勝率が9.3%止まりだったのは気になるところ。この距離は2011年の勝率も10.9%(46戦5勝)止まりだったので、数少ないウィークポイントのひとつと言えるんじゃないかしら。