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南関東競馬虎の巻
大井競馬場には内枠有利な馬場状態やコースがある!
「南関東競馬虎の巻2015」今回のテーマは大井競馬場の馬場やコースの特徴よ。
大井競馬場はコースの大きさが最大の特徴。外回りの1周距離は1600mと、南関東4場の中ではもっとも大きいわ。3~4コーナーにかけて内側の走路を通る内回りも、1周距離は1400mだから船橋競馬場(外回り)と同じね。また、外回りだとホームストレッチの直線部分は386mもあって、中山競馬場(308m)、京都競馬場(329.1m)、阪神競馬場(352.7m)などといったJRAの競馬場に設置されたダートコースより長いくらい。ビギナーのうちは、レースの模様から受ける印象も他の南関東3場とはだいぶ異なるんじゃないかしら。特殊なコース形態であることをしっかり把握するのが攻略の第一歩と言えるでしょう。
まずは大井競馬場の全コースを集計対象とした枠番別成績から紹介するわ。
6枠や8枠の好走率がちょっと低いけれども、他の枠との差はごくわずかだし、偏りはあまりないと思って良さそうね。
もっとも、馬場状態を限定すると別な一面も見えてくるわ。
良限定の枠番別成績を見ると、1枠、2枠、3枠の3着内率がそれぞれ20%台後半に達している一方、他の枠はすべて20%台の前半。明らかに内枠有利と言えるでしょう。馬場状態を稍重に限定しても、内めの1~3枠が3着内率のトップ3。良ほど偏っていないとはいえ、やはりどちらかと言えば内枠有利ね。
一方、重や不良に限定したときの成績がこちら。
多少のばらつきはあるけれども、良や稍重に比べると1~3枠の好走率は低くなっているわ。大まかに言うなら「乾いた馬場だと内枠有利」「降雨の影響が強いとやや内枠不利」ということ。これが大井競馬場の基本的なセオリーね。
実際、今年2月4日に行われた金盃は1~2枠の馬が上位を独占して3連単55万3090円の大波乱決着になったけれど、当時の馬場状態は良でした。