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南関東競馬虎の巻
南関東のリーディングサイアーは大井競馬場でも狙える!?
こちらもトップは32勝をマークしたサウスヴィグラス。2位のアジュディケーティングが23勝、3位のクロフネが14勝だから、もう断然のリーディングサイアーね。南関東全体と同じく、この大井競馬場でもサウスヴィグラスがもっとも注目すべき種牡馬と言えるでしょう。
さらに強調しておきたいのは勝率と勝馬率。南関東全体では勝率18.5%、勝馬率30.3%なのに対して、大井競馬場限定では勝率20.8%、勝馬率44.7%とさらに優秀な数字をマークしていたわ。こうしたデータは、サウスヴィグラス産駒が南関東4競馬場の中でも特に大井競馬場を得意としている証拠。単純に成績が優秀なだけでなく、「大井競馬場に強い」という意味でも高く評価できるのよ。
一例を挙げるなら、2012年1月18日に TCK女王盃(JpnIII)を制したハルサンサン。2011年は川崎を中心に出走していて10戦1勝の成績だったんだけど、4度目の大井挑戦となった東京シンデレラマイル(SIII、2011年12月30日)で勝ち馬からアタマ差の2着に好走した後、続くこのレースで重賞初制覇を果たしているわ。TCK女王盃は強力なJRA勢が参戦していたこともあって単勝7番人気(単勝オッズ21.5倍)止まり。でも、南関東や大井競馬場に強いサウスヴィグラス産駒であることを知っていればマークできたかもしれないわね。
南関東4競馬場の成績と大井競馬場限定の成績を比べてみると、サウスヴィグラスの他にも特徴的な傾向の出ている種牡馬が何頭かいるわ。
大井競馬場だと産駒の勝率や勝馬率がアップするのはタヤスツヨシ、ロージズインメイ、アフリート、ブラックタキシードあたり。勝利数はサウスヴィグラスほど多くないけれど、大井競馬場のレースで見かけたら注目してみたいわね。他の競馬場で大きく負けていた馬がコース替わりをきっかけに一変するようだと、配当的にも妙味があるはずよ。
ちなみに、『nankankeiba.com』の「データBOX」ではリーディング「サイアー」ランキングの他にリーディング「ブルードメアサイアー」ランキングも掲載されているわ。これは種牡馬=父別の成績と同様に“母の父”別成績を集計したもの。血統での予想を極めたい学生は、こちらのランキングにも注目してみるといいかもしれないわね。
● オークス先生のココをCheck!
・南関東の首位種牡馬はサウスヴィグラス!
・大井ではさらにサウスヴィグラス産駒の存在感が増す!
・タヤスツヨシ、ロージズインメイらも大井が得意なタイプ!