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南関東競馬虎の巻
船橋競馬場の種牡馬別成績は他場とどう違う?
皆さんごきげんよう。『南関大学』講師の井上オークスよ。
9月の後半に入って、一般的な大学生もそろそろ後期の授業が始まった頃ね。南関東4競馬場にとっても、ダートグレード競走の日本テレビ盃(9月26日、船橋競馬場)を皮切りに秋冬の大舞台へ向けた前哨戦が相次いで開催される大事な時期。
下半期のビッグレースを存分に楽しめるかどうかは向こう数週の取り組みに懸かっていると言っても過言ではないわ。
第7回目の講義となる今回は船橋競馬場の種牡馬別成績がテーマ。他場とは一味違う、この競馬場ならではのセオリーを学んでおきましょう。
船橋競馬場のコースは左回りで、内回りが一周1250m、外回りは一周1400m。大井競馬場よりはやや小さく、川崎競馬場や浦和競馬場よりはやや大きいコース形態ね。また、コーナーの進入角度を大きく、進出角度を小さくした"スパイラルカーブ"が導入されていることでも有名。種牡馬別成績を左右するファクターは他にもいろいろとあるけれど、コースの形ひとつ取っても他場とはこれだけ違うのだから、狙うべき種牡馬も微妙に異なってくるわ。
前回の講義でも触れた通り、『nankankeiba.com』の「データBOX」では、南関東4競馬場の総合リーディングサイアーランキングと、競馬場ごとのリーディングサイアーランキングを確認できます。
最新のランキングは各自チェックしてもらうとして、今回は8月1日時点での2012年リーディングサイアーランキングをもとに「船橋競馬場の種牡馬別成績」と「南関東4競馬場全体の種牡馬別成績」を比較してみましょう。
船橋競馬場の"リーディングサイアー"は19勝をマークしたスウェプトオーヴァーボード。2位のワイルドラッシュが11勝だから、この競馬場ではダントツの存在ね。6月18日のメインレース、夕焼け(ゆうやけ)スプリント(B2B3)ではスウェプトオーヴァーボード産駒のバラエティシアターとスマートボーロがワンツーフィニッシュ。バラエティシアターは前走が浦和で2着、スマートボーロは前走が大井で4着だったんだけれど、舞台が船橋に替わったこのレースでしっかり着順を上げてきたわ。2012年はまだ重賞で好走した産駒こそいないけれど、条件戦では先に挙げたような好走例が本当に多いから、今後もぜひ注目してみましょう。