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南関東競馬虎の巻
船橋競馬場は「4枠」やその周辺の枠が強い!
現在の船橋競馬場は、すべてのレースを1周1400m、幅員25mの外回りコースで施行しています。外回りコースの内側には1周1250m、幅員20mの内回りコースがあり、かつてはこちらでもレースが施行されていたのよ。浦和競馬場や川崎競馬場は1周1200mなので、南関東4競馬場の中では大きなコースと言えるでしょう。
船橋競馬場のコースと言えば、スパイラルカーブが採用されていることでも有名ね。直線からコーナーへ入る部分が緩やかなカーブになっているので、スムーズにコーナーへ進入できると言われているわ。また、コーナーから直線へ出る部分はきついカーブになっているけれども、コーナーの内外に高低差がついているから、スピードの上がる4コーナーで各馬が外に振られる現象も抑えられているの。ジョッキーたちにとっても乗りやすいコースなんじゃないかしら。
そんな船橋競馬場の枠番別成績にはどんな特徴があるのか、2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)のレースを対象に分析してみましょう。まずはすべての距離、すべての馬場状態を集計した全体の数字から。
それほど大きな偏りはないけれども、勝率が10%を超えているのは「4枠」だけで、連対率が20%を超えているのは「2枠」と「4枠」、3着内率が30%を超えているのは「3枠」と「4枠」。真ん中寄りの「4枠」や、それよりもやや内の枠が優勢と言えそうね。
ただ、最内の「1枠」は好走率がいまひとつ。勝率と連対率は最下位、3着内率も「7枠」(24.9%)に次いで低い25.2%止まりだったわ。「内寄りの枠ほど有利」というわけではない点に注意するべきでしょう。
あとは「5枠」や「6枠」に比べて「7枠」や「8枠」の成績データがあまり高くない点も意識しておいた方が良さそう。「4枠」の成績データが高かったことを考えると、内外どちらかではなく「真ん中寄りの枠が強いコース」と言えるかもしれないわね。
2015年06月17日の京成盃グランドマイラーズ(船橋1600m)では、「6枠」のソルテ(単勝1番人気)が1着、「3枠」のグランディオーソ(単勝3番人気)が3着となったうえ、「4枠」のトーセンアドミラルが単勝8番人気で2着に入っているわ。距離や馬場状態、そしてメンバー構成などにもよると思うけど、今後も同様の決着となるレースがあるかもしれないので注目しておきましょう。