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南関東競馬虎の巻
川崎競馬場は種牡馬別成績に特徴がないって本当!?
皆さんごきげんよう。『南関大学』講師の井上オークスよ。
今回は川崎競馬場の種牡馬別成績をテーマに講義していきたいと思います。
いつも通り、今日も『nankankeiba.com』の「データBOX」に掲載されているデータを見ながら勉強していきましょう。今日はまず、2011年の川崎競馬場におけるリーディングサイアーランキング(勝利数順)をご覧いただこうかしら。
勝利数トップはサウスヴィグラスで27勝、2位はアジュディケーティングで17勝。実はこの2頭、2011年は南関東全体のリーディングサイアーランキング(勝利数順)でもそれぞれ1位、2位の種牡馬なのよね。南関ファンならどれだけ血統に興味がなくても見慣れている父名でしょうし、この2頭の産駒が優秀な成績をマークしていることも知っているはず。いくら事実でも「川崎競馬場ではサウスヴィグラス産駒とアジュディケーティング産駒が強い」なんて言ったら「そんなことは知っているよ!」と怒られちゃうわ。優秀であることをみんなが知っている分、この2頭の種牡馬は予想するうえでも注目を集めがち。配当的に妙味があるケースも少ないでしょうからね。
まぁ、無理に逆らって予想が外れてしまうようでは無意味だし、「川崎競馬場は種牡馬別成績に特徴がない」と結論付けてしまうのもひとつの手ではあるのよ。ただ、それなら2012年のリーディングサイアー争いでもこの2頭が上位に来ていてほしいところ。2年近くも勢力図が変わっていなければ諦められるけれど、実際はどうかと言うと……。