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南関東競馬虎の巻
川崎競馬場は「1枠」や「2枠」が圧倒的に優勢!
「南関東競馬虎の巻2015」今回のテーマは川崎競馬場の枠番別成績よ。
川崎競馬場の1周距離は1200m。これは浦和競馬場と同じで、船橋競馬場(外回りは1400m)や大井競馬場(内回りは1400m、外回りは1600m)に比べるとひとまわり小さいサイズね。コース全体の規模があまり大きくない分、各コーナーはかなりタイト。速さだけでなく、器用さも問われるコースと考えるべきなんじゃないかしら。
他の競馬場、特に船橋競馬場や大井競馬場のレースから転戦してきた馬を評価する際は、このコースが合いそうなタイプかどうかをしっかりとジャッジしたいところ。nankankeiba.comの出馬表にリンクされている「競走馬詳細データ」などから、川崎競馬場での成績をチェックしておくといいでしょう。
この川崎競馬場は、2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)の枠番別成績にもわかりやすい傾向がありました。まずはすべての距離、すべての馬場状態を集計した全体の数字からご覧いただきましょうか。
勝率、連対率、3着内率とも、「1枠」と「2枠」のワンツーフィニッシュ。それぞれ3番手以下とは決定的な差がついているわ。一方、大外の「8枠」は勝率、連対率、3着内率のすべてで最下位。全体的に内枠有利なコースと見ていいんじゃないかしら。
冒頭でも触れた通り、この川崎競馬場は南関東4競馬場の中だと小回りコース。砂の深さなどが影響しなければ、ロスが少ないインコースのポジションを確保しやすい分、内枠有利になるのが自然ね。コース図から受ける印象と実際の枠番別成績が一致している、非常にわかりやすい競馬場と言えるでしょう。
馬場状態別の成績を見るとさらに面白い傾向があって、重や不良のレースは内枠有利の傾向がさらに顕著だったわ。
馬場状態が重だった2015年07月01日のスパーキングレディーカップ(川崎1600m)は、「2枠」のトロワボヌール(単勝2番人気)が1着、「3枠」のサウンドガガ(単勝3番人気)が2着で、「6枠」のサンビスタは単勝1番人気の支持を集めながらも3着止まり。
また、同じく重だった2015年05月13日の川崎マイラーズ(川崎1600m)では、「2枠」のファイヤープリンスが単勝7番人気で2着に好走しているわね。2015年度のビッグレースに限ってもこれだけわかりやすい例があるのだから、今後も重や不良の日はこのセオリーを踏まえたうえで予想しましょう。