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教えて!南関競馬

充実の秋!古馬牝馬は秋からが面白い!

古谷剛彦

1975年東京都生まれ。関西大学卒業後、電子競馬新聞「JRDB」に入社。
関東圏及びローカル開催のパドック班として相馬眼を築き、2001年からホッカイドウ競馬のパドック解説者として名を馳せる。現在はフリーとして、グリーンチャンネル「日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ」「馬産地通信」に出演している。
また、ライターとしても、スポーツ報知「こちら日高支局です」(毎週水曜掲載)では馬産地情報を、フリーペーパー「うまレター」(毎月発刊)では南関東競馬ニュースを執筆。ユーストリームでの競走馬セールの中継(日本軽種馬協会の協力)で解説をするなど、幅広く競馬メディアで活躍している。

充実した地方競馬の牝馬路線

 ホッカイドウ競馬を例に取ると、入厩頭数の約6割を牝馬が占める。つまり、1つの競馬場で半数以上の牝馬が存在することになる。

地方競馬はホッカイドウ競馬でデビューする馬が多く、ホッカイドウ競馬が供給基地となって各地へ散らばる図式が成り立っていて、全国的に見ても牝馬の方が多い地域が目立つ。

そういった特色から『中央競馬以上に牝馬限定のレースを充実させて欲しい』という馬産地からの要望もあり、地方競馬では「グランダム・ジャパン」というシリーズ競走を2010年に創設した。世代別に全国各地の牝馬重賞を体系化しポイント制で覇を競う。地方競馬で優秀な牝馬における活躍の場を広げる上で、重要な位置を占めるシリーズとしてファンに定着している。

 牝馬競走の充実は当然、南関東競馬でも顕著に見られる。2歳戦はローレル賞から東京2歳優駿牝馬という流れができているし、3歳戦も牝馬クラシックを根幹とし、春は準重賞なども含め毎月オープン競走が組まれている。牝馬三冠を終えた後も、秋になればダートグレード競走への登竜門として3歳牝馬が集結するロジータ記念が組まれている。

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この記事の掲載情報は2014年8月時点のものとなります。
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